鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

B/N 2020.12.22 社会システム混乱の今) 新人類世紀2020/12月号 外伝1

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今日は、昨日のブログ新人類世紀2020/12月号の外伝のようなものを書いてみたいと思います。


新人類世紀では、今後人々の心の置き所、価値観が変わってゆくと書きましたが、どのくらいのスピードで変わるのでしょうか。


時代の雰囲気は比較的早く変わってゆくと思いますが、旧来のシステムが表向きだけでも稼働している間は、今のシステムの恩恵を実際に受けている人、受けていると思い込んでいる人、あとともかく変わるのが怖い人、があまたいるわけですので、これが新しい価値観ですよ、と言われても、はいそうですか、とはいかないでしょう。
また、実際、我々は現実の生活がある以上、尚更です。
それでも、恐らく早晩新しい時代の空気をいち早く吸い始めた一部の人たちによる草の根的な諸々の活動(活動のレンジが個別的でかつ広すぎて、その根底では繋がっているということがわからない活動も多く含まれることと思いますが)が、生まれてくると思います。


更に、今後現状のシステムの混乱が進行し(日本等の国での少子高齢化、世界的な環境問題、人種の問題、金融債務の問題、膨大な格差の問題、拝金主義の横行によるモラル崩壊の問題等々、既に十分にその予兆は表れていますが)、実際に社会システムの限界が露呈すればするほど、それでも現行のシステムを守ろうとする人達に交じって、新しい価値観を採用しつつ新しい社会システムの構築をしようとする社会的な活動が多く生まれてくることと思います。
この動きは、今の社会経済情勢を鑑みますと、それほど先の話ではないと思います。
ただこの後は、実際の社会のシステムをどのように変えてゆくかという極めて政治色の強い領域にかかわることになり、また既存の既得権益にも抵触することになりますので、過去の歴史を鑑みれば混乱期を含めて数十年いや百年単位の歴史的な動き(ことによると権力闘争のようなものも含む)の中で、徐々に社会が変化してゆく可能性が高いのではないかと考えられます。


その中で、既に先の時代の空気感を察知した人たちに今課せられた現在の役割はいったいどういうものなのでしょうか?


続く