鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

B/N 2021.01.21 トランプ主義、トランプ支持者は根強く生き残る?!

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日本時間の今日未明、バイデン氏が宣誓し、トランプ氏に代わり新しいアメリカ大統領に就任しました。


が、何かこのまましっくりと収まらないような、不穏な空気もまだ漂っているように思えます。
それは、例えば、トランプサイドが反撃してまたひっくり返る、とか、いやいや一旦軍政になりもう一度大統領選をするのだ、とか、まだまだトランプ復活の諸説がくすぶっているからです。


私は、ここでは今後の予想をするつもりはありません。
今後足元の政治体制としてバイデン氏で固まるか、また何か別の選択肢が出てくるかは、すぐわかることだと思っていますので。


ただし、一つだけ確実に言えることがあります。
それは、トランプ主義(トランプシズム)というものが、ある一定の人々の間に残った、ということです。


トランプ主義がどのようなものであるかについてきっちりとした教義のようなものはありませんが、乱暴に纏めれば反グローバル主義、ローカル主義、神との対話重視主義、とでもいえるのではないでしょうか。
この考え方が良いか悪いかは置いておいて、考え方そのものはこれまでも人々の心の底流にあった、純朴かつ赤裸々な方向性を正直に表現したもののように感じます。


そして、このトランプ主義は、仮にバイデン・カマラ体制が盤石となりトランプ氏が完全に表舞台から去った(これには罪に問われることも含まれています)としてもある一定の人々の心に亡霊のようにまとわりつき、もしバイデン体制がこの思想を抑え込んだとしても、まるで平安時代の坂東における平将門や江戸時代の隠れキリシタンのごとく、一部の人々の心に古くもあり新しくもある潮流として生き続けていくことになるでしょう。
そして、もしトランプ氏自身が社会的に生き残り復活すればこの潮流は一気に世界中に広まり人々の意識に2分化という衝撃を与え、もしトランプ氏が完全に表舞台から去ったとしても、どういう経緯を取るかはわかりませんが、(遠い将来にしても)やがてはこのトランプシズムを種とした新しい考え方の潮流が生まれるような気がしています。


なぜなら、このトランプシズムは、新しい「風の時代」の幕開けに繋がる無理のない正直な人々の心から発せられたものであるように感じるからです。
もちろんこの思想には大きな課題があります。
ローカル同士がどう平和的にどう融合するかという大きな課題です。


その課題解決の鍵は、神との対話重視主義にありそうだとは思いますが。


中途半端ですみませんが、今日時点でいえることはこの辺りまでです。