アメリカの裏側? トランプ弾劾裁判を見て思う(その3)
昨日の続きです。
私が引っかかるもの。
それは、「民主党系あるいは反トランプの人々といっても良いかもしれませんが、なんか焦っていませんか?」
それに対して、「いやいや、このままトランプを野放しにすれば、トランプ支持の狂信者が必ず何か事件を起こす」と浸り顔で反論する人は必ず出てきますが、そういった危険なテロ行為はむしろ弾劾裁判が有罪となりトランプ氏の行く末が閉ざされることこそ、かえって誘発されることになります。
つまり、テロ行為を防ぐには、むしろ弾劾裁判をしない方が良い、と言うことです。
また、もっと赤裸々に、トランプ氏の政治生命を根絶するためにここまでのことをしている、
と分析している向きもあります。
でも、それでしたら、トランプ氏の何を恐れているのでしょうか。
ただ単にトランプ支持者の暴発を防ぐために、法律上疑義のある異例な弾劾裁判を起こす必要はあったのでしょうか。
そうであれば、目的とそのための手段がつり合いの取れないものとも思えませんか?
また、仮にトランプ氏の政治的な影響力をなくすためだとしたら、確かバイデン氏はトランプ氏を上回る史上最高の得票を得てアメリカ大統領になったはずですから、別にその莫大な得票数という民の支持という事実を背景にバイデン氏が粛々と政治を進めてゆけばいいだけではないですか?民主主義の国なのですから。
何で民主党がトランプ氏をここまで怖がる必要があるのでしょうか?
サスペンス劇場みたいになってしまいましたが、何かまだ表面に出ていない裏があるかもしれないという違和感がありませんか?
もう一つ、私レベルの素人でも違和感があるのですから、プロの報道の人間は違和感がないのでしょうか?
もし違和感があるとすれば(一人ぐらいはいてもよさそうですが)、どうして付け足しでも良いので何となくそれらしいことをほのめかしたりする報道がないのでしょうか?
どの報道も何故優等生のような(まるで落としどころの答えが暗黙の了解の中で決まっている学校の道徳の授業のような)内容になっているのでしょうか?
何故予定調和のような内容になっているのでしょうか?
違和感がありませんか?
疑い深いと言われるかもしれませんが、ことはアメリカの大統領という世界に影響のあることであり、私自身にとっても遠く異国の出来事とは言え、他人事で済ますことでは到底出来ない世界の出来事なのです。
続く