鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

風の時代の、扉(その4)

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昨日も書きましたが、これから社会に混乱期が訪れると見ています。

それと同時に、まず一部の人々の考え方や価値観に変化(既に変化している人たちが出ていますが)が起こっていくと考えています。

 

そしてこの変化は、社会が混乱したから起こったというよりは、社会の変化と時を同じくしてパラレルに(シンクロニシティして)起こる変化でありましょう。

 

そしてこの一部の人たちの変化は風の時代という文脈を加味して考えると、幸福の基準をお金や財産、社会的地位などの外面的なものを対象とした価値観ではなく(生活がありますので全面的にこの価値観が無くなるとは思えませんが)、自らの心の深層にある自らのやりたいことや使命と思えることを行い、そこで(仮にそれが従来の価値観からするととるに足らないことだとしても)何らかの成果を上げることに従来以上の喜びや達成感、価値観を感じる、ということになろうかと思います。

つまり、これまでの外面の価値観と内面の価値観のつり合いが取れてくる、といったような感じかと思います。

 

この内面の達成感は、外面から判断した達成感ではなく、本来備わっている自らの心を満たすものでありますので、当然その満足度は高いでしょう。

また自らの奥底の心は昔から「神」という表現で呼ばれるモノでもあり、物事を達成していく過程においてシンクロニシティにより神の追い風のようなものを感じる場合もあるかと思いますので、恐らく人間として何か従来より段階が上がったような感覚になるかもしれません。

ひょっとしたら、現在と比較して人生の充実度は非常に高いものになるかもしれません。。

 

これまでは、外面的な価値観の達成を迷いなく追及できる人間にとって、生きやすい社会でした(実際は、そういう人間が何らかの実績を達成しても、心が満たされず飢餓感に苛まれることも多々あったかに思えますが)。

そして、外面的な価値観以外に何かあるのではないかともがいていた人たちは考えすぎて生き辛く、その結果人間としてその能力を十分発揮できずにいた人も多々いたかと思います。

 

しかし、今や「風の時代」という「時」が到来し、物事の流れが変わり、この立場は逆転しました。

 

続く