鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

B/N 2021.01.07 初詣・神との対面

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突然ですが、私は正月に初詣はいたしません。


その代わりと申しますか、年の暮、まだ参拝者がまばらな時に近所の鎮守様と以前からご縁のある神社、仏閣にご参拝し、一年のお礼と次の年に向けての
ご挨拶を行います。
なぜ私が初詣に行かないかといいますと、混雑していて落ち着いて詣でることが出来ないからです。
神様や仏様にご挨拶するのに、人ごみの中せわしなくご参拝しても、神様や
仏様に申し訳なくなる気持ちになりませんか?


まあ、私の場合、普段からしばしば神社や仏閣にご参拝しているので、
尚更そう感じるのかもしれませんが。


そもそも、初詣の形式にこだわることはないかと思っています。
神様や仏様に通じるのは、正月に詣でるという形式的なことではなく、
詣でる人の心そのものですので。
また今は新暦ですが昔は旧暦で、1月1日はどっち、という疑問もありますし(どっちも行けば良いかもしれませんが)、そもそも初詣そのものの歴史は
意外と浅いという説もあります。


もちろんみんなと一緒に混雑の中で初詣をしてそのあとの一杯が楽しい、などという方もいるでしょうし、それはそれで確かに楽しそうではありますが、
反対にいやいやあるいは惰性で喧騒のなか目を血走らせて初詣をしている人も結構いるのではないかと思います。
そんな人は、周りが初詣に行っているからと言って、自分も無理していく必要はありませんよ、ということです。
まして、これからの変わってゆく世の中では。


繰り返しますが、大切なのはいつ行くかという形式的なことではなく、ご参拝する時の心そのものなのです。
今年からは、みなさん肩の力を抜いて、これまでの惰性で続けている慣習を横において、少しばかり自由気ままに自分のペースを尊重するところを多くしても良いのではないでしょうか。


ちなみに私は去年の暮れのいわゆる初詣、静寂の中で落ち着いてご参拝でき、とても良い時を過ごすことが出来ました。


満足しています。