鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

土地親和論 ‐ 家は買うべきかの判断(その2)

家を買うことを私があまり勧めない理由を書きます。 先ず目に見える物理的な要因から考えてみます。 今後55年体制と言える戦後の所得倍増経済成長型による日本経済の衰退の顕在化を背景として社会構造と産業構造が大きく変化していくでしょう。 この議論に関…

土地親和論 ‐ 家は買うべきかの判断(その1)

家を持つということは戦後一貫として人生の一大イベントになっており、現在でも世間の関心ごとの一つになっています。 それを反映して巷の雑誌やネットなどでも、家は買うべきか借りるべきかということについて、不動産の専門家や知識人、あるいはインフルエ…

梅雨らしい天気の下界

此のところ梅雨らしくどんより湿った空気のはっきりしない天気が続いています。 一方下界である今の日本の情勢も、オリンピックをどうする、コロナはどうなる、 ワクチンはどうするといった具合で民衆の意見が分断してしまって、相も変わらず 今後についての…

ワクチンの風向き変わってきている?

コロナワクチンの話しです。 一昨日、ワクチンの職域接種の予約がワクチン需給のひっ迫を理由に一時休止になりました。 この内容を額面通りに受け取ればワクチンの職域接種が予想を上回る凄い人気なので、一旦交通整理をする時間を作ったということになるで…

土地親和論‐土地親和論の現実への適用方法

本日は実際の不動産取引や開発にあたって、あるいは土地や不動産を所有、使用(居住)、管理するにあたって、土地親和論をどう適用していくかについて簡単に書いてみたいと思います。 答えは簡単です。 対象となる土地や不動産に親和する、つまり利害感情を…

土地親和論‐土地親和論とは(下)

1970年代にノルウェーの哲学者アルネ・ネスにより提唱され現在では有力な環境思想の一つとなっているディープエコロジーという概念があります。 このディープエコロジーとは何か 本日のWikipediaには以下のように書いてあります。 「ディープエコロジー(Dee…

土地親和論‐土地親和論とは(上)

本日は私の考える「土地親和論」とは何か、について書いてみたいと思います。 「土地親和論」を以下のように提示します。 「地と人は繋がっており一体です」 したがって、 「これからは、人はそれを自覚し、地に足を付け、地に感謝し、地を清め浄化し、また…

土地親和論‐プロローグ

2018年12月、年の暮れも押し迫ったころ常々一度は訪れてみたいと思っていた千葉県にあるとある神社に行く機会に恵まれました。 その神社は(神社にご迷惑が掛かるといけませんのであえて名前は伏せますが)今日本の中でひそかに読まれている本に非常にゆかり…

遅ればせながら鬼滅の刃を見ました、劇場版ではなくテレビアニメの方ですけど(下)

鬼滅の刃のテレビ版のアニメつまり映画版の前の部分(この物語の始まりから映画の舞台になる列車に乗り込むまで)を一気に見ました。 感想。 月並みですが、想像以上に面白かったです。 「これは受けるわ」と思いました。 登場人物の魅力、ストーリー、アク…

遅ればせながら鬼滅の刃を見ました、劇場版ではなくテレビアニメの方ですけど(上)

ご存じの方も多いと思いますが、昨年来映画鬼滅の刃が記録的なヒットをしていました。 鬼滅の刃はもともとマンガに連載されていたとのことで、その後テレビでアニメが放送され、映画はテレビのアニメの続編という位置づけです。 マンガ、アニメ、映画、どれ…

夏至が来る

来週月曜日6月21日は今年で一番昼の時間が長い日、つまりの夏至です。 洋の東西を問わず冬至、春分、秋分とともに夏至は1年の中で一つの節目となっていて、この日は各地で色々なお祭りや行事などもあるようです。 また夏至を境にこれまで伸びていた昼の時間…

やっと梅雨入り

ここ東京では、昨日やっと梅雨入りしました。 ここ10年では一番遅い梅雨入りとのこと。 しかし一時は梅雨さえないのではないか、との心配をしていた私としてはホッとしているところです。 と言うのは、以前のブログでも書きましたが天の異変は地の異変と言い…

衆人環視の中のワクチン接種

何日か前にワクチン接種後に190人死亡というニュースが出ました。 この他重篤者も多数出ているようです。 この話題をめぐってはネットの掲示板でも熱く語られているようで、「大変だ」「いや大したことない」の意見が交錯しています。 厚生省の見解によれば…

中国の不動産が大変?かつて日本が歩んだ道(その2)

不動産は怖い商品です。 不動産はその単価が高くまたその高い単価が広い面積に及びますので総額も非常に大きくなります。 したがって投資した後その値が上がると莫大な利益が出ます。 しかも金融のような目に見えないものではなく現実に人が住んだり利用した…

中国の不動産が大変?かつて日本が歩んだ道(その1)

先日中国のHNAグループという不動産金融コングロマリットが破産し、債権者から日本円にして約20兆円の支払いを求められているという記事が出ていました。 中国ではここにきて金融および不動産の業界で大型の企業破綻が起こっているようです。 アメリカの経済…

混乱しています

世界的に混乱しています。 コロナの感染状況、とくにイギリスとイスラエルの状況についての先行き不透明な兆し。 ワクチン接種の功罪について。 武漢研究所とファウチについて諸々の情報開示の行方。 アメリカ大統領選挙における不正調査の行方とトランプ復…

自らの意志で決定する

コロナワクチンの接種が始まり、私の周りにも接種券が手元に届いた人もチラホラ出てきました。 私の周りでのワクチン接種に対するスタンスは、少数の既にワクチンを打った人を除けば、打つ予定の人、しばらく様子見の人、とざっと7対3ぐらいの感じです。 因…

今だ梅雨入りせず

ここ東京ではこのところ雨がちの天気が続きていました。 そこで、思い出しました。 あれ、梅雨に入っていたっけ? 確か西日本は5月に例年より2週間ぐらい早く梅雨入りしていたはずと思い出し、早速ググってみました。 正解は、東京はまだ梅雨入りせず。 しか…

人が二極に別れている(その5)

そしてもう一つ、ワクチン接種に対するスタンスの中でとても気になること、 それは ワクチンを打つという人と、ワクチン様子見と言う人の間に、お互い全くと言っていいほど理解し合えない溝があるように感じることです。 更にこの溝は、思想信条、趣味嗜好、…

人が二極に別れている(その4)

ではこのコロナに対して無我の境地になり、状況を俯瞰して眺めてみたらどんな風景が見えるでしょうか。 ワクチンについては、良い悪い諸説入り乱れています。 もちろんワクチンの効果はマスコミを中心に盛大に喧伝されています。 一方ワクチン接種がもとで命…

人が二極に別れている(その3)

コロナのワクチンは人を押しのけてでも、一刻も早く打った方がよいでしょうか。 もちろん自らの健康と周囲や社会へのコロナの蔓延を防ぐために冷静にワクチンの接種を判断している人は多数いるでしょう。 この他、ワクチンの接種を急かすような、人の心や行…

人が二極に別れている(その2)

人が二極に別れている(その2) 人はどのような心持ちの時に直感がさえるのでしょうか。 答えは経験から大体お判りかもしれませんが、何らこだわりがない時や無我の境地の時、かと思います。 例えば極限状態やスポーツの中の一瞬の間にも何か見えるものがあ…