鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

情報取集は二刀流のすすめ(後編)

前回のブログでは、今のような激動期では目に見える物質的な情報だけでは対処できないということを書きました。

 

今回はその続きになります。

 

現在のような大転換期においては、受験においてその能力判定の基礎となる物質的な視点における考察能力だけでなく、いわゆる目に見えない世界の情報である直感を引き出しそしてその直感や天や運命に自らをゆだねたり通じていくという能力が必要になるのです。

いや、より正確に言うとこの二つの能力が人にとってそもそも揃って必要である、この二つの能力を足したものが人の本当のいわゆる「頭が良い能力」という指標であるのだということが今わかって来たということなのです。

 

東大出身を売りにしているコメンテーターには大変申し訳ないが、彼らは過大評価されてきたということです。

同様のことが同じく高学歴者の巣窟であろう、高級官僚にも、医者にも、専門的な学者先生にも、マスコミの面々にも大企業の経営者や従業員にも言えるということもお判りになろうかと思います。

 

ですから、以前から私はこのブログで「今権威が失墜する時代に入ってきた」と言っているわけです。

これが「情報開示」「信じるから知る時代へ」の意味です。

 

この意味は、すなわち日本が明治以来の富国、経済発展、西洋近代化、の時代が終わり、新たな下剋上の時代を迎えつつあるということも意味しようかと思います。

 

これは既に高学歴の人間が嬉々として2回治験段階のワクチンを接種して今3回目4回目を前にして、海外から入ってくる情報に接してようやく「待てよ」という状況に陥っている一方、学校の勉強がそれほど得意でなく英語も読めないが今回のワクチンは「何か匂う」として未接種に踏みとどまり、結果2年以上何事もなく過ごしてきて今改めて「未接種で良かった」と半ば確信している人たちも散見されるという理由にもなろうかと思います。

 

もちろんワクチン接種については個人差がありますので、接種、未接種、どちらが良いとは言えませんが、少なくとも周りに流されるまま世間体や常識人という本来健康とは全く関係にない判断基準からあまり深く考えずに治験段階のワクチンを2回接種して、今改めて海外から頻々として入ってくる情報に接して今後自らの身体に影響してくるかもしれない薬害に対する漠然とした不安を抱えているであろう少なからない人達に対して、未接種で自らの持って生まれた自然の免疫が健在な状態のもとで今ぴんぴんしている人たちの方が結果論としては良いという判断が全くあり得ないとは言えません(そして、ワクチン接種本格化以降のコロナを起因とした統計上出ている死亡率や重症化率からみて、少なくとも60代前半より若い未接種者が100%に近しい高確率で、仮に過去にコロナに感染したとしても無症状か普通の風邪に毛の生えたような症状で乗り切り、今だぴんぴんしているというのは容易に推察されるのです)。

 

そしてこの結果論の違いはどこから生じたかというと、「何か匂う」という目に見えない世界からの情報なのです。

 

ですから世間一般では高学歴で「頭が良い」と判断される人よりそれほど勉強が得意でない人が、結果として目に見えない世界からの情報量で前者を逆転して、トータルの情報量として後者の方が結果「良い」つまり結果「頭が良い」と認定されるということも出てくる可能性があるわけです。

 

繰り返しになりますが、天下泰平では見えないことが、世の中が動くと見えてくるのです。

それは、人には情報収集や物事の判断において、二刀流になることが必要であるということ。

裏を返せば、そもそも人間はこの側面において二刀流の生物なのだと。

 

でありますので、これまでの一刀に偏った人間を過大に重用して来たやり方では、世の中上手くいかないのは当然なのです。

 

しかも、一刀に偏った人間はそもそも物質的価値観に偏重している人間ですので人として執着心が強く度量が小さいことが容易に予想されますから、そうした人間に権限がわたると本来重用されるべき二刀流の人間が社会の中枢から遠ざけられ、一刀に偏った物欲の旺盛な近視眼の人たちが跳梁跋扈し社会が腐敗して衰退していくという、お隣中国の歴史で繰り返された絵にかいたような王朝終焉の展開が今ここ日本で、いや西洋近代諸国全体でクライマックスを迎えている可能性があるということが言えましょう。

 

やはり、どう考えても時代が激動することは避けられないようです。

皆様方一人一人も前例のない展開の中で、情報の収集がますます重要になることでしょう。

 

では、どのようにして見えない世界の情報をキャッチできるようにするか?

 

これについては色々な方法があるようですが、無責任なようですが私は人様に教えられるほど精通していません。

 

ただ、一つだけお伝え出来ることがあります。

 

私が提唱している土地親和論、これは見えない世界に接近していく一つの入口であることは間違いありません。

 

「地」はあの世とこの世の境目にあります。

「地」に皆様の心を寄せることは、決して無駄なことではないと思います。

 

 

(参考)

 

「土地親和論」を以下のように提示します。

 

「地と人は繋がっており一体です」

したがって、

「これからは、人はそれを自覚し、地に足を付け、地に感謝し、地を清め浄化し、また地から必要なものを豊かに恵んでもらい、地やその元である地球のありとあらゆる生命やモノ・コトと助け合いながら、また人々も助け合いながら生きていくという哲学を基盤として、新しい社会やコミュニティを皆で知恵や工夫や情報を出し合い創っていきましょう」