鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

ウクライナ戦争と日本の横しか見ない人達

ロシアがウクライナに攻め込んで1週間以上たちました。

 

ここ日本の世間では、ロシア非難、プーチン批判の空気、意見で満ち溢れています。

そしてウクライナの大統領ゼレンスキーはヒーロー扱いです。

 

私はここで、いやロシアは本当は何何で、ウクライナはこれまでこれこれで、今の報道は事実を伝えていない、従ってプーチンにも一理がある、などという議論を長々するつもりはありません。

 

まあ、確かに今の報道が信頼に足るものであるかは疑わしいですが。

例えば、

・ 今のウクライナ国内で少数派であるユダヤ系の人(もちろんユダヤ系が良くないという意味ではありませんので、その点誤解無きよう)やアメリカとの2重国籍の人間で中枢を固めたウクライナ政府が今まで本当にウクライナの民のための政府であったのか

・ ウクライナの正規軍とウクライナの中でブイブイと幅を利かせている外人部隊(少数派であるユダヤ系で固めているゼレンスキーを始めとする今のウクライナ政府とは表裏一体の関係であるそうですが)とは本当に蜜月で共に戦っているのか

・ ゼレンスキーのウクライナ政府(ゼレンスキーのパトロンウクライナの人ではなくイスラエル人と言われている)と外人部隊(中にはアルカーイダやISISの残党も入り込んでいるという話もあります)はウクライナの民の命は二の次で、ウクライナの一般人を生身の人間の盾として利用しているということはないか

・ むしろお互い歴史的にも現実的にも近しい親戚関係にあるロシア人によるロシア軍の方が、ウクライナの一般人の犠牲を極力少なくするために今までは(これからは判りませんが)進軍を慎重に進めているのではないか

・ だからロシア軍がウクライナの勇敢な市民の草の根的な抵抗に大苦戦しているという今の報道は信頼できないのではないか

等今の報道が怪しい理由を挙げればきりがありませんが。

 

ですが、今私がウクライナ戦争に対する日本人の反応を見ていて一番気になるのは、上に挙げたような日本の報道機関の信頼性ではないのです(いや、当然日本のテレビや新聞が信頼性に欠けるのは大問題ですが、このことはワクチン報道等でとうの昔にわかっていることですので)。

 

むしろ私が気になったのは、日本人の反応です。

上に書きましたように、このウクライナ戦争は今のウクライナ政府の中枢の構成者にも、また当然攻め込んだ恐ろしい野望に燃えるプーチン率いるロシアにも、お互い問題のある出来事です。

そんな中で可哀そうなのはウクライナの民(とロシアの一般の人々)というわけですが。

 

ところが日本人の一般の人たちの言動を見ると、一部の洗脳されやすい単細胞な人たち(もちろん世論工作をする人たちが紛れ込んでいるはずですが)が報道の内容を検証もせずに鵜呑みにし(今はネットもあるのです、少し慎重に調べれば色々な情報が得られるはずですが)、そしてその鵜呑みにした人たちの疑いのない危うい確信に引っ張られ、その周辺にいる多数のこの戦争の中味が良く分からない日本人が横の人の反応をチラチラ見ながら「そうだ、そうだ、プーチンが悪い、ロシア人が悪い」とシュプレヒコールを繰り返しているように、どうしても見えてしまうのです。

まあ、ロシアが攻め込んだのですからロシアが悪いのは確かなのですが、物事はそんな勧善懲悪的な単純な構図ではないのも確かです。

 

そして、このような横の人の反応をチラチラ見ながら寄らば大樹の陰のごとく一心不乱にロシアの悪口を言っている人たちは、自分の行動に不思議な自信と確信をもっていて、またその数も本当に多いのです。

恐らくみんなと同じであるということがその自信のもとになっているのでしょう。

 

それに対して少数でありますが、自分の心に浮かんだ違和感に正直に対応して自分で調べてみて(あるいはもともと教養があって)、もしかしたら「ん?ウクライナ政府もかなりヤバいんじゃないか!ということは今の報道もヤバいっていうことでは⁈ 何で?あ、そうか、今のウクライナユダヤ系ということで同じくユダヤ系の国際金融資本の裏の金の資金洗浄の場になっていたようだし、この金融資本がバックにいる今の(日本を含む)報道機関は、もしウクライナがロシアに実質的に占領されて不都合なことが暴かれたら親分が不味いから必死にフェイク情報を垂れ流しているのかもしれないね、ということはロシアペースでウクライナ戦争が収束したら、こりゃこれまでの金融体制は吹っ飛ぶかもしれないぞ、で実際はロシアペースのようだし、これは歴史的な情報開示と(ロシアの恐ろしい台頭を含む)大転換期を呼び起こすパンドラの箱が空くかもしれないぞ、ということはいよいよもうこれまでの常識が通用しない次の時代がくるな!」などという地点に漠然とではありますが到達している人も、それなりにいるようなのです。

 

そうです、ワクチン騒動の最中(今でも続いていますが)にも書きましたが、ここでも2極化がテーマになってきているのです。

 

そしてこの心持ちの2極化が本格的に各自のこれからの人生の明暗を分けていく目に見える影響を与え始める、そんな近未来がこのウクライナ戦争の勃発を通してリアルに見えてきた、というのが今の私の正直な感想です。

 

これからは横だけ見ていてはいけません。

世間やこれまでの一般常識に無防備に従ってはいけません。

テレビに出てくるこれまで人気のあった権威や専門家や有名人の言うことは、むしろ時代遅れであるかもしれないことを肝に銘じなければいけません。

 

自分の周囲も注意深く見ましょう。

特にこれまで馬鹿にされてきた世間の常識から少し外れた人を見直してみましょう。

そして何よりも大切なことは、自らの奥底の心を見つめ直し、その心に正直になることです。

仮に現実にはその心に正直に生きることが今は難しいとしても、その心からの情報は大切に育むことです。

 

今や、面に見える今までの情報源と、目に見えない「自らの奥底の心」からの正直な情報源の両輪が、本当に必要な時代になってきたということなのです。