鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

2021年は信じる時代の終わりを予感し落ち着かない年だった

2021年ももうすぐ終わろうとしています。

 

今年はオリンピックや岸田総理誕生、4年ぶりの衆議院選挙等振り返ってみればイベントが目白押しでしたが、やはり一年を通じてコロナとワクチンに明け暮れた年だったかなというのが私の感想です。

 

そして私個人としてそのコロナとワクチン騒動を通じて浮き彫りになったことは、色々な意味での情報の開示でした。

情報の開示については以前このブログでも何度か書いておりますので詳しくはそちらをお読みいただければと思いますが、私はこの情報の開示がこれまで信じられてきた権威なり信用なりがその本当の頼りない姿を決して少なくない人々に見せてしまうという結果を伴いながら行われたという事実により、来年以降の社会の方向性に大変大きな影響を与えるものになったと考えています。

 

具体的には、国内で言えば行政、テレビやマスコミ、医師、一部の高名な研究者、大企業の運用能力、東大を筆頭とする高学歴の人が本当に頭が良いのか等々、海外で言えば国連やWHOなどの国際機関、一部欧米諸国の民主主義、ノーベル賞等の権威、そして海外のジャーナリズム等々、これまで一定の信頼なり権威なりを伴いながら信じられてきたものがことごとく張子の虎であったことが露呈したと私は考えています。

 

また科学の常識についても大きな疑問符か付いた年であったと思います。

コロナとワクチンなどはその最たるもので、私の目には時にワクチン接種が医学の話しを飛びだし、政治の話しになり更には大衆心理の誘導の領域の話しにまでなっているかの如く映ることがありました。

 

また上で書いたような情報開示に対する人々の受け止め方についても、私には印象深い一年になりました。

これまで当然のように情報開示があった前提でこのブログを書いていますが、人によっては情報開示など微塵もなくこれまで同様通常運転であったと感じている人が大変多くいることは判っています。

要するに従来の権威や信頼に対する信仰が盤石な人が非常に多くいるのです。

 

それに対して、私のように多くの情報開示があったと感じている人々も、全体から見れば少数派ではありますが決して少なくない数存在しているように感じます。

 

そして両派の距離は意外と大きくかつ中間派があまり存在しないという、まさに人類の2極化が表面化したということにも私には驚きでした。

 

一例を挙げれば、ワクチンで表面化した科学信仰がその典型的なものかもしれません。

 

このように、この一年は私にとって大きな発見が幾つもあり、正直言って落ち着かない年でした。

恐らく皆様の中にもいろいろ価値観というものを考える機会が起こり、落ち着かなかった方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

 

しかしこの落ち着かない中でも情報開示を通じ自らの心の内を考えるきっかけが多くあり、結果として私の内面的には意義のあった年になったように思います。

これにつきましても、皆様の中にも私と同じような感覚を思っている方も多いのではないかと思います。

 

そんな中、年が暮れていきます。

 

来年2022年は2021年の情報開示による発見を基に自らの意識と深層の心に大きな変動が起こり、これから長く続く新しいパラダイムの時代への模索が始める人も多いかと思います。

そういう人たちにとっては、2022年は少なくとも産業革命以降長く続いた「信じる」時代が本格的に終わりを迎え、新たに自ら「知ろう」とする時代に入っていくという起点の年になるのではないかと思います。

そして私もその一人になっていくことと思います。

 

それでは次のブログからは2022年の舞台へと移っていくことになります。

 

因みに、2022年は私の提唱する「土地親和論」ももう少しお役に立つ時代になるのではないかと、心ひそかに思っている次第であります。

 

 

(備考)

 

「土地親和論」を以下のように提示します。

 

「地と人は繋がっており一体です」

したがって、

「これからは、人はそれを自覚し、地に足を付け、地に感謝し、地を清め浄化し、また地から必要なものを豊かに恵んでもらい、地やその元である地球のありとあらゆる生命やモノ・コトと助け合いながら、また人々も助け合いながら生きていくという哲学を基盤として、新しい社会やコミュニティを皆で知恵や工夫や情報を出し合い創っていきましょう」