鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

B/N 2020.12.25 満願成就と幸福の違い?

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満願成就で果たして幸せになるのでしょうか


確かに神社などで何かをお祈りして、それが実現したらうれしいですよね。
例えば近くの神社で宝くじ1等賞が当たりますようにと祈願して、実際1等賞が当たり大金が手に入ったとします。
まさに満願成就です。
幸せですね。


でも、ちょっと待ってください。
本当に幸せなのでしょうか。
宝くじが当たってかえって不幸になってしまう人もいるといいます。
突然大金が入って、反対に人生が狂ってしまう人もいるのかもしれません。
人の性格によっては、むしろ大金が入いるよりは、程々の安定収入がある方がその人にとって幸せであるケースも当然あると思います。
そんな人でも、宝くじの1等賞が当たりますようにと神仏にお祈りするでしょう。
もしその人が満願かなって1等賞が当たったら幸せなのでしょうか。


感の良い方なら、私がここで何が言いたいかお判りだと思います。
そうです、人の願うことは、必ずしもその人の幸せに通じるものであるかは分らない、ということです。


この反対も然り。
もし自分にとって悪いことが起こったように見えても、それが本当に悪いことなのかはわからないということです。
もしかしたら、その当座はとてもきつくても、後で考えてみれば人生でとても良い勉強になった時期になって、その経験のおかげでその後飛躍する、といったことがあるかもしれません。


人の願いなどというものは所詮その人の狭い視野で独断で決めること。
その人が生きているこの大自然と運命はそれよりはるかに大きく、結果として何が幸いするかはわからないのです。


それでは、どうするか。
たびたびこのブログでも申し上げましたが、これからは自らの本当の心のままに生きていくことが重要になる時代です。
おのおの仕事を抱える中で思うようにいかないかもしれませんが、その中でも自らの心というものを失わずに生きようとする姿勢を持つとき、今までより格段に身近に感じられるようになってきている同時性の原理の下、生きる先が開けてくるはずです。
何が起ころうと、自らの本当の心の道しるべを信じることです。
私は今やその「時」に入ったと感じています。


自らの本当の心の道しるべを探求し、その心に任せきるとでも言いましょうか。


もちろん私の説に保証書があるわけではありません。
ですが、私は私の感じ、直感を信じています。
いや正確に言えば、もちろん実際問題舵を放して運航するようなところもありますから当然不安はありますが、その不安に負けないように自らを信じるように頑張っています。


これから変動の時代に入り、様々な大変なことが起きるかもしれません。
しかし仮に大変なことが起こってしまったとしても、自らの本当の心に耳をかたむけその道しるべを探し、その道しるべを信じて諦めず臥薪嘗胆しつつその先の光に向かって進んでいけば、ハリウッド映画のように波乱万丈の修業期間があったとしても、その人なりのハッピーエンドが待っているはずです。


繰り返しになりますが、私はそう感じていますし、信じています。