鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

スウェーデンのニュースのあと、興味本位で株価を見てみた

先週「スウェーデンが安全上の問題から若年層へのモデルナ製ワクチン使用中断を決定し、ファイザ―・ビオンテック製ワクチンを推奨、その結果モデルナの株価急落」というニュースがありました。

 

私はこのニュースを見て、ちょっと気になってしまいました、ファイザ―とビオンテックの株価が。

興味本位ですが、どのくらい上がったのかと。

 

スウェーデンに続きデンマークノルウェーフィンランドアイスランドがモデルナ製ワクチン使用の中断や非推奨等の決定をいたしました。

アイスランドに至っては、アイスランド国内でのモデルナ製以外のワクチン接種率が高いという背景もあり、全世代でモデルナ製ワクチン使用一時中止です。

 

上記5か国の人口はそれほど多くはありません。

この5か国の中断が、ファイザ―・ビオンテック製のワクチンの需要促進に直接大きな影響を与えるものではないと考えられます。

しかしこれら5か国は従来から福祉先進国と呼ばれ、その動向が先進的取り組みとして他国に及ぼす心理的影響が少なからずある国々です。

今後この5か国以外の国も、またこのニュースを見た人々も、モデルナ製は敬遠しファイザー・ビオンテック製のワクチン使用に傾斜していくことは容易に考えられます。

何せ、この5か国はモデルナの代替ワクチンとしてファイザー・ビオンテック製のワクチンを推奨しているのですから。

 

実際、株価を見てみました。

ファイザー、ビオンテック、そして参考のためモデルナも。

 

予想外でした。

どの株価も押しなべて、8月をピークにかなり降下しているのです。

上記5か国のニュースも株価には影響していないようです。

 

私は株式の素人です。

ですが、株価は半年先の情勢を読んでいるという要素があることぐらいは、体感しています。

1985年~2000年ぐらいまで、当時某金融機関で不動産関連の最前線の仕事をしていた関係上、毎日日本の株価を一生懸命見つめていた経験がありますので。

 

確かにここ最近世界的に金融市場は不安定な動きを見せています。

アメリ金利の、中国不動産、アメリ連邦政府債務上限問題等を見れば、世界金融バブルが身近に迫っていることを感じている投資家が少なからずいることが背景にあるからかもしれません。

ですが、それにしても上記3社のここ2か月ぐらいの株価は落ちすぎです(ご興味のある方は実際にお確かめください)。

より長期で見れば、まだ高い水準にありますが。

ここ2~3年ぐらいの趨勢で見れば、ワクチンバブルでこの8月まで上がった株価がはじけ始めている、とも見えます。

 

でも今後当分は続くであろうワクチンブースターショット(商売上手のファイザーなら、3回目以降の接種に躊躇する既に2回接種済みの億万の人々に、ブースターショットを力技も使って押し込むことぐらいはやり抜くのではないのでしょうか)の需要を考えれば、mRNA方式のライバルであるモデルナにミソが付いた以上ファイザー・ビオンテックの株価がまた多少跳ねてもおかしくないかもしれません。

 

しかし、現実はモデルナ同様、ファイザ―もビオンテックもその株価はさえないのです。

もっと言えば、この3社の株価は同じような動きを見せているのです。

 

株価は半年先を表していると言われます。

特に今回のような特殊なバブル状態が発生していた株価は尚更です。

 

ファイザー・ビオンテックに関して今後新しい情報が出てくるか否か、要チェックかもしれません。

自らの末永い健康維持のため、特に海外からの情報は要チェックかもしれません。