鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

新人類世紀の心のあり方

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オリンピックの開催をめぐって、IOCのバッハ会長を始めとした幹部の発言が日本国内で批判されたり、また国内外の医学会から中止の勧告が出たかと思えば、反対に国内で発信力のあるタレントなどからオリンピックの開催に反対するのは国賊だと言わんばかりの発言が出たりと混乱しています。

 

また、コロナワクチンの接種をめぐっても、早く打たせろという声があるかと思えば、ワクチン接種は危ないという声もあり、ここも混乱しています。

 

この混乱の一つの大きな要因は、現政府の運営者が利害関係に気を取られすぎ軸が定まっていないことにあるように見えます。

つまり、純粋に民の安全やこの国の行く末を第一に考えて行動すべきところを、従来型の思考により己が延命と利害関係者の損得に気を取られすぎて、かえって金縛りにあっているという感じがします。

 

こういう時はむしろ自らの進退や利害等と言うややこしいことは一旦わきに置き、開き直って毅然とした態度のもと正攻法で進んでいくと、そんな心の態度に不思議な追い風が吹きはじめ、自らも他者も両方視界が良くなり存外活路が開けていくものですが。

 

兎にも角にも、菅内閣が果たして今後どのような行動できるか、この難局をどうかじ取りしていくのか、一国民としてはもうしばらく見つめていくことになろうかと思います。

 

いずれにしましても、今のコロナや国際情勢や経済状況などを鑑みれば、極めて苦しく難しい期間はまだ続きそうです。

ですので、私達個人一人一人もこの難局を乗り切るために自らの進退や利害を一旦わきに寄せ、むしろ他者やもっと大きな社会、いやもっと大きく私達が日々お世話になっている森羅万象の利得に今まで以上に心の重心をおいて、平常心を保ちながら淡々と行動していくことが今まで以上に必要になっていると言えるかもしれません。

要は人も含めた森羅万象が助け合う心です。

そしてこの態度こそが、混乱の時代を生き抜き新しい時代に駆け込んでいく、つまり新人類の世紀に相応しい心のあり方ではないかと、私はひそかに確信し始めている次第であります。

 

このあたりのことにつきましては、また今後のブログでも折に触れじっくり書いていきたいと思っています。