首を切られてのたうち回る蛇(その5)
私は、既に金融市場にかつての神通力はなくなったと考えています。
その象徴が首を切られてのたうち回る蛇なのです。
今はまだのたうち回っていますが、やがては息を引き取ることになります。
つまり、お金の世が終焉を迎えつつある。
今のたうち回る蛇にまとわりつき踊りまくっている目の覚めていない人々を道連れにして、です。
ただここで気を付けなければならないのは、道連れになる目の覚めていない人々とは、実際に株などの金融商品で阿波踊りしている人々だけではなく、その人たちと同じ方向性で拝金的な価値観をもつそれ以外の人々も含んでいるということです。
お金の世が終焉を迎えるというのは、そういうことなのです。
そして現実社会の現象としては、市場稀を見ない規模でバブルは弾け、世界の経済、社会は混乱を極めることになるでしょう(それがいつかということはまだはっきりしませんが、遠い未来でないことだけは確かかと思います)。
もし私が懸念するような混乱が起こったら、私達はどうしたら良いのでしょうか。
それは、何はともあれ前を向くことかと思います。
混乱の中で理性を失いがちになるかもしれませんが、その先まだまだ世界は続きますので、一刻も早く前を向くことです。
そのために今するべきことはなんでしょうか。
それは、何が起こっても一刻も早く正常心に立ち返ることが出来るよう、混乱の衝撃に備えて念のため心のシートベルトを締めておくことです。
そして、混乱の先には生き残った人々によるその人なりの新しい世の中を造る仕事が待っています。
それが、今この時に生まれ生きている私たちの使命なのです。
それを心に留め、前を向くのです。
私自身も心のシートベルトを引き締めつつ、次回のブログ以降新しい社会に向けてどう感じどう考えどう進むかについて、折に触れて考えていきたいと思っています。
完