鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

B/N 2021.01.20 世の中が変わると広がる「可能性という空白」・チャンス!(後半)

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昨日の続きです。


引き続き、精神的にまいっている人と前向きな人の受け止め方の違いについて考えていきたいと思います。


まず、全般的に精神的にまいっている人は過去にこだわりがあり、その社会が変わることによってこれまでの自分の在り方が無意味になってしまうのではないかと受け止めていて、動揺しているように感じます。
一方、前向きな人は、私の知る限りみなさん決して全面的な楽観やコロナの危険性を軽視しているわけではないのですが、社会が変わることにより将来むしろこれまでなかった自らの人生の可能性が出てくることを感じているようなのです。
これまでの人生や今現在にそれなりに功績、実績、蓄え等があるにもかかわらず、そこにこだわり留まろうとせず更にこの先にある可能性を見ているようなのです。


社会が大きく変わるということは、そこにある種これまでの既存のパワーに隙間ができ、どのような立場の人間でも新しいチャンスが生まれることは言うまでもありません。
また私の自らの心を訪ねる中で、もちろんまだまだ分からないことが山積していますが、自らの心が指し示すやるべきことは果てしなくゴールも全く見えない、つまり人には常にフロンティアが尽きないことだけは確かだと言えます。
ですから、社会が大きく変わるということは、人にとっては新たなフロンティアを開拓する大きなチャンスが巡ってくるということにもなるのです。


確かに、社会が変動することにより、目に見える財産や経歴などのいわゆるモノに損害が生じるかもしれません。
しかし、人の心は新たなフロンティアという、その損害を補って余りある生きる力というものを与えてくれることは確かと言えます。


コロナやアメリカの混乱など、世界は今まで以上に動いているように見えます。
そのような時代だからこそ尚更、自分にとっての新たなフロンティアを求めて、自らの心を静めそして見つめてみることということが大切になるのではないでしょう。
これから、文字通り心の時代がやってくるのかもしれません。