鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

B/N 2021.02.01風の時代 その5 心に根差す縄文の心

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何故、これまでこの話を長々してきたかの理由を話します。


私はそもそも不動産を見つめるものとして、以下のようなことを漠然と考えてきました。


まず、私はこの日本に大きな可能性をかんじています。


正直、残念ながら私が若かった頃よりは、物質的にはやや衰退してしまいました。
ですが、昨今の世界の状況を見るにつけ、日本はその持つ独自の文化や日本人の特性を発揮すれば、(これまでの大量生産を前提とした工業製品というよりはむしろ精神的や文化的に)世界に影響を与え続けることができると確信しています。
そして、その日本人にある縄文の伝統を受け継いだ助け合いの特性を生かせば、現在に行き詰った世界の先にある新しい社会システムをも提示できると考えてきました。


また今日本には少子高齢化の波が押し寄せてきていますが、この問題を乗り越えるためには、この波に対して安易に移民に頼るのではなく(目先の経済的思惑からとりあえず数を入れようとする発想による移民政策では、旧来からの日本人にも、また移民してきた人々にもあまり幸運なことではないように感じていますので)、むしろこの少子高齢化の波を奇禍として新しい縄文型の共生コミュニティシステムへの取り組みが必要になり、また可能になるのでないかと。
少子高齢化が世界で一番早く進んでいるからこそ、チャンスが巡ってきているのではないかと。


ただし、その前提として一つのハードルがありました。


それは、人の心が変わること。


そんな中で、今までお話ししたみずがめ座時代に関する考察に触れる機会があり、人々が自ら何かに感じ始める、または気づき始める時代がやってくる、
そして少子高齢化の波が来て社会が変わることを求められる中で、今この時が到来しようとしているのではないかとの思いを持つようになりました。
そうであれば、私が考えるシステムを小さな声ではありますが世の中に呼び掛ける時期にも来たのではないかと考えるようになったのです。
それで、このブログも始めました。


古来神のような何者かの存在につきましては、当然ですが人は気が付いていました。
そして、それに関する神話や民話、おとぎ話などたくさん残してきました。
もちろん宗教の教えの中にでもです。
そして、これらの話には大体の共通点があります。


それは自らの心の清い部分に正直で愚直な人は、ハッピーエンドを迎えるのです。
人に思いやりや善行、助け合いなどを行うのは、むしろ人が幸せに生きるための秘訣なのではないかと思えるほどです。
もっとも、私も生き方を変えなければと思っていますが、現実問題これがまた中々難しいもので、また過去の悪行の禊もしないといけませんし。


兎にも角にも、これからの私達の役目は、魚座という古い時代にどっぷり浸かりその良いも悪いも知る身でありながら、みずがめ座のもと「自ら知る」という本来の人のあるべき姿に相応しい次世代の社会の在り方に舵を切る、その作業に自分なりのやり方で小さくてもいいので参加していくということなのかもしれません。


人が何か基本的なことに気づくということは、時として大変なショックなことであるかもしれません。
今この時、私の予感が正しいとすれば、これから人々は(当然私を含めてですが)知ることにより精神的にも物質的にも大変な混乱が生じるかもしれません。


それでも、数々の苦難はありましょうが、その混乱を乗り越えて安寧の世界へと進んでゆくことが出来る道はあるのです。
自らの奥深くにある本当の心に耳をかたむけることが出来れば、途中苦難はあってもやがて道は見えてくるでしょう。
見える世界にも見えない世界にもあまねく存在する神のような何者かが、力を貸してくれることを期待して。
なぜなら、その何者かはみんなの心の奥にも既にいるということですので。