鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

金に狂う人〜首を切られてのたうち回る蛇(その1)

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ここでいう蛇とは、前回のブログで書きましたが、人を欲望の世界に誘うもの、つまり現代の欲望の象徴のようなものです。

 

それは何でしょうか?

 

答えは簡単ですかね。

それは「お金」です。

この「お金」の中には、「俺はいい車の乗りたい」「豪邸に住みたい」「富と権力をもって好き放題したい」等々、その範囲は広いです。

なお、一応言っておきますが、ここではあくまで一般論を言っていますので、個人的には欲望の対象がお金でない人が沢山いることは承知しています。

ただその場合も、その人の欲望を満たすには存外お金がかかったりするものがあるでしょうから、純粋な意味で直接間接を問わず欲望の対象がお金に関係していない人は、霞を食べて生きている仙人以外にはあまりいないかもしれません(そもそも仙人は欲望がないかもしれませんが)。

 

ではお金の内容をさらに絞って、現代社会の中でお金を象徴するものは何でしょうか。

 

人により意見は分かれるかと思いますが、株式等の金融の市場はその象徴の一つと言えるのではないでしょうか。

例えばサブプライム問題やリーマンショックの時にも、金融の市場における強欲が話題になりました。

 

金融の市場は現代の蛇であり、金儲けの意図のもとそこにあつまる人たちこそが、蛇にそそのかされた現在のイブであると言うことが出来るのではないでしょうか。

 

その金融市場が今揺れています。

 

続く