溢れ出す社会の膿〜佐々木氏とLINE・情報総動員(その5)
佐々木氏、LINE、テレビ局に関する資本規制の問題、等々、これらの問題は別々の問題ではなく、ある一つの問題の別々の側面をあらわしたものではないかということは、昨日このブログで書きました。
まあ、この辺りは第6感がどうのこうのいうまでもなく、お判りになっている方も多いと思います。
そしてこの問題はすべて、日本の広告代理店やマスコミ、芸能だけではなく、そこに繋がる(御用)知識人や評論家、更に一部行政や政治、それに政商、等々、更にスポンサーになるであろう大企業も巻き込んだ日本のいわゆるネットで上級と表現されるような人々の間で複雑に絡み合い、今や一部腐れ縁的になっている利害・利権構造とも言うべき日本社会のもたれ合い、なれ合いの状況を映し出しているいうことが出来ると思います。
当然これまでもこういうことは日本にありましたし、例えばコネクションや派閥といったものがすべて悪いかと言うとそういうわけではなく、官庁や企業集団ほかの派閥的存在も含めて、それなりに機能している側面も多々あることは承知しています。
ただし、今回の問題で特徴的なのは、これらのコネクションが国のためや会社の業績のためと言った公の目的ではなく、一部の企業内外の仲間の個人的に近い利害のために使われている感じがあることです。
しかも、国民の機密情報やオリンピックのような国家的な行事を利用して。
抽象的な言い方で恐縮ですが、コネの使い方のスジが悪いのです。
何か、あまり程度の高くない人達が、この日本の社会の中で分不相応な力を持ってきてしまっている、と言う印象を受けてしまうのは、私だけでしょうか。
先に進みます。
もちろんこのようなことはこれまでもあったでしょう。
そしてこれまでは情報を隠したり、都市伝説として印象操作し封印することが出来ました。
しかし、今回は違った。
何故でしょうか。
その理由は3つ。
一つはネットの存在。
そして最後は、その時が来たこと。
そう、私は考えています。
続く