MIKIKOが怖い佐々木氏とLINE・情報総動員(その1)
オリンピックに関連して、佐々木氏の問題が話題になっています。
恐らく皆様はこの話題の概要はご存じだと思いますので、ここでこの問題に関する詳しい説明は省略いたしますが、この中で渡辺直美さんの問題に隠れていますが佐々木氏とMIKIKO氏の関わりについての問題があったことも報じられています。
私はいわゆる業界関係者ではありませんが、佐々木氏は有名なCM等を数多く作ってきた広告業界の天皇とも呼ばれるすごい方であると言われているということは、漏れ聞いております。
ただしこの手の方は天才的な腕利きの職人かと言うとそういうわけではなく、業界の中でのし上がる過程でその人の人物像が過大に評価・イメージされて現在の地位に至るということが、昭和~平成にかけてしばしば起こっていたことであるということは、頭の片隅に置いておく必要があろうかと思います。
一方MIKIKO氏は振付師であり、演出家です。
実績としては、オリンピックに関してリオ五輪での東京五輪引継ぎの演出の一部分を椎名林檎氏等と行ったことが知られていますが、恐らく皆様にはperfumeの振り付け・演出をしている人と言った方がわかりやすいかもしれません。
ところでここで私事になってしまいますが、私はBABYMETAL の大ファンです。
ライブも生で見ています。
で、このBABYMETAL の振り付けやライブの演出もMIKIKO氏が手掛けているのです。
そう、私はMIKIKO氏の仕事の成果を目の当たりにしている一人なのです。
その内容は、結論から言うと「非常に素晴らしい」「この人の才能は凄い」です。
そしてBABYMETAL をご存じの方はご存じかと思いますが(変な表現ですみません)、このMIKIKO氏の仕事内容は海外でも非常に高く評価されていることも承知しています。
そしてもうひとつ、このMIKIKO氏は天才的な職人であろうことも実感しています。
私が思うに、佐々木氏の業界内での非常に大きな影響力から言って、仕事に関して有能な方であろうというのはわかります。
そういう意味では、渡辺直美氏の一件で一部から無能呼ばわりされる向きもありますが、それはあまりにも佐々木氏が可哀そうな不当評価であると言えるでしょう。
しかし、MIKIKO氏と比べるとどうか。
事の展開から言って、佐々木氏は恐らく才能ではMIKIKO氏にかなわないことはわかっていたのではないでしょうか。
佐々木氏自身上で言った通りそれなりに有能な方でしょうから、尚更自らとMIKIKO氏の才能の差に(本当は)気づいていたかもしれません。
ただ、周囲にはそのことは口が裂けても言えなかったと思いますが。
なぜなら、自らの像が崩れてしまうから。
また、オリンピックには多くの人が関わりまた巨額の予算も割り当てられますので、関係する人間の中の決して少なくない人の利害関係にかかわる事柄も存在していることは想像されます。
要するにその中で様々な俗にいう「調整」が必要になるということです。
こういう状況の中で、天才的な職人に思う存分腕を振るわれては何かと都合が悪い、そこで佐々木さん頼みますよ、というような流れがあったことも想像に難くありません。
まあ、実際はもっといろいろな枝葉はあるでしょうが、佐々木氏とMIKIKO氏の「相克」に関しては、あらかたこんなところかと思います。
なにせ、昭和~平成にかけて、このような話がごまんとありましたから。
そして大体ミニ佐々木氏の勝利で決着するということが普通で、その結果ミニ佐々木氏の評価や権限がより強くなっていく、こんな流れが一般的だったかに記憶しています。
しかし、今回はそうはならなかった。
いやより正確に言えば、100点満点のテストで99点までは昭和~平成の流れに従って佐々木氏の思惑通りで終わったかに見えた、があと1点でひっくり返り、少なくとも99点まで取った佐々木氏が一転して0点になってしまった、と言う展開になりました。
それも「情報」の漏洩をきっかけとして。
さあ、キーボードの「情報」が出てきました。
続く