鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

土地親和論‐誰も生きて死ぬことに不安のないコミュニティの創造 (このシリーズを始めた理由 前編)

本日から「誰も生きて死ぬことに不安のないコミュニティ」の創造をテーマとしたブログを長期のシリーズとして書いていくことに致しました。

 

今回のブログでは、先ず何故このシリーズを書くことになったのかについて書いてみたいと思います。

 

最初に私が提唱する「土地親和論」についてご説明足します。

 

私は「土地親和論」を以下のように提示しています。

 

「地と人は繋がっており一体です」

したがって、

「これからは、人はそれを自覚し、地に足を付け、地に感謝し、地を清め浄化し、また地から必要なものを豊かに恵んでもらい、地やその元である地球のありとあらゆる生命やモノ・コトと助け合いながら、また人々も助け合いながら生きていくという哲学を基盤として、新しい社会やコミュニティを皆で知恵や工夫や情報を出し合い創っていきましょう」

 

 

「土地親和論」について詳しく知り立ち方は、私の過去のブログでしばしば触れてりますのでご参照ください。

 

では本題に入ります。

 

今世界は歴史的な転換期に来ていることは間違いのないことです。

ここではその理由について深く説明は致しませんが、コロナ後また世界的なワクチン接種開始後の状況を見てみれば、現在がこの世の中の非常に大きな転換期に差し掛かっていることは、いわゆる「感じる人」には明らかなことになっていると思います。

 

ここで何故敢えて「感じる人」と書いたかというと、今やまさに「感じる人」と「感じない人」に明らかな二極化が生じているからです。

 

私はこのブログを「感じる人」に向けて書いているつもりです。

 

筆を続けます。

 

では転換後の次世代の社会はどのように造られていくのでしょうか。

私は、次世代の社会は「目に見える世界」つまりこの3次元の世界と「目に見えない世界」つまり異次元の世界の両方に心が開かれた人々により造られていくことになろうと考えています。

そして次世代においては、上に書いたように「目に見える世界」と「目に見えない世界」の両方に人々の心が開かれているからこそ、私が「その両方の世界のバランスを取る柱のような何者か」と呼んでいる古来「神」とも「お天道様」とも「サムシンググレイト」とも呼ばれる何かに対しても人々の心が開かれ、その結果生じてくる新たな価値観を基盤とした社会が模索され創造されていくことになろうかと考えています。

 

ここまでのことは「感じる人」には、何か響くものがあろうかと思います。

 

しかし、現状「感じる人」は明らかに少数で、「感じない人」が大多数です。

ただし、私は「感じない人」の中に、今は現代社会の醸し出す幻影の中で心が漂っているが、微かに自らの「心の叫び」が聞こえてきている人も数多くいるということは容易に想像できます。

かく言う私もその一人であると言えます。

 

こういった人々の中から、やがては「感じる人」に感化され自らも「感じる人」へと変貌を遂げていく人々が数多く出てくることかと思います。

 

しかしその過程において、現在の物質偏重の世の中で執着に縛られ全く「感じなく」なっている多くの人々による根本的な精神的価値観と社会の変化への頑強な抵抗と、また反対に人々に変貌を強制する「自然と時」の遠大な流れの狭間で、大きな動乱が全世界的に起きつつあるというのが現在の状況であります。

 

今後極めて近い将来の中で、経済、政治、社会、食料、エネルギー、健康等様々な分野で更なる致命的な問題が世界的に起きていくことは間違いのないことです。

 

しかし、それらの動乱が人類に問うている根源の問題はただ一つであると私は感じています。

 

それは、上にも書きましたが、人々は否応なしに「心の持ちよう」の変貌を求められる、ということです。

 

確かに当初の動乱は世界の更なる強固な「管理化された一体化」につながるもののように見えるかもしれません。

しかしこれらの「管理化・一体化」への流れが、旧来の世界像の延長線上にいるこの世の執着に縛られた人々による「運命の時の流れにより達成が不可能な願望」のたまものであることが明らかにされ、一方それに対して次世代の価値観のもととなる人知を超えた「なにものか」による新しい世界創造の「時」の流れが何人にも止めることが出来ない圧倒的なものであることが、やがて見えてくることでしょう。

 

ですから、人々が次世代への階段を上っていくには、自らの「心の持ちよう」を変えていくしかないのです。

 

そして、人が「心の持ちよう」を変えていくための一つの入口が「土地親和論」の概念を実感しそれを実践していくことにより広がっていくということを、私は確信しています。

 

ですから、私はこの「土地親和論」を皆様方にご紹介していくこと、更に「土地親和論」の概念を基盤とした次世代の社会創造への「型」を模索し創造していくことが、私に課せられた人生の課題であると考えています。

 

そして、その課題を胸にこれまでブログを書いてきたのですが、これからは次のステップに進む段階にきていることを実感しています。

 

続く