鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

今年はハロウィン選挙、そしてハロウィンの源流から引き出せるもの ‐ 選挙結果神話編

2週間ほど前に「今年はハロウィン選挙、そしてハロウィンの源流から引き出せるもの」というテーマで3本ブログを書きました。

 

今回は、ハロウィンの日に行われた選挙が終わりましたので、ハロウィンと選挙結果をテーマとした私の神話をブログとして書いてみたいと思います。

 

まず、ハロウィンについてのおさらいから。

 

ハロウィンとはそもそもは古代ケルト人を起源とする意味の深ーい風習というかお祭りだそうです。

ですから、まずハロウィンのルーツはキリスト教ではありません(当然現代に至る過程ではキリスト教の影響は受けていますが。蛇足ですが、サンタクロースも元はキリスト教の風習ではありません)。

それが現代ではアメリカの民間行事として定着し、今では宗教色そのものも薄くなってしまった単なるお祭りになってしまっているとのことです。

 

ケルト人の1年は11月1日から始まり10月31日で終わる周期になっているとのことです。

ですから10月31日が1年の終わりということで大みそかのような特別な日になるわけです。

ケルト人にとって、この10月31日の夜は秋の終わりを告げる日でもあり、この日の夜冬が始まるとともに死者の霊が家族を尋ねてくると信じられていたそうです。

そして死者の霊とともに邪悪な精霊や魔女もこの世に出てくるので、このような邪悪なものから身を守るために人々は仮面をかぶり、魔よけの焚火を焚いていたそうです。

これがハロウィンの起源です。

したがってケルト人の間では、このハロウィンの頃つまり10月31日頃は、いわばこの世とあの世つまり「目に見える世界」と「目に見えない世界」の間を閉ざしていた門が開き、この両方の世界が自由に行き来が出来るようになる時期であると信じられていたということです。

 

そして今年この日本では邪悪なもののけが夜に紛れて出てくるこのハロウィンの日に総選挙がありました。

 

これまで長年にわたってハロウィンの日だけ人々は邪悪な霊に気を付けるだけのようですので、この日が終わると程なく邪悪な霊はまたあの世に引っ込んでいたのでしょう。

ですが、今年この日に総選挙があった日本では少し事情が違うようです。

 

現代の妖怪は政治家ともいわれます。

邪悪な霊があの世からこの世に出てきて政治家に取りつく、と解釈できるかもしれません。

しかしここで大きな問題があります。

これまでだったら邪悪な霊は一晩暴れまわるだけで、すぐにあの世に帰ってくれました。

しかし今年の日本ではこのハロウィンの日の選挙が終わっても、邪悪な政治家霊たちの内選挙に当選してしまった者たちはこの世に留まってしまうということになってしまうのです。

そうです、この選挙のあと、邪悪な霊たちがこの世で私たち日本人に災厄を及ぼすべく暴れまわる、ということになってしまうのです。

 

では、今年の選挙結果から見て誰が邪悪な政治家霊なのでしょうか?

すみません、答えは「今はわかりません」です。

ですが、この後誰が表舞台に出てくるのか、注意深く見ていく必要があります。

 

一方ここ日本ではあの世には邪悪な霊もいますが「神様」もいらっしゃるのです。

ですから、ハロウィンの日に邪悪な霊に紛れてあの世から「神様」もこっそりこの世に出てきて、選挙に乗じてこの世に留まっていると思われます。

 

いずれにしましても、これからの日本は邪悪な霊が権力を振るおうとあの手この手と画策し大変なことになりそうです。

当然これに協力する数多くの「人間」も出てくるでしょう。

 

しかし、ここで忘れてはいけないことがあります。

邪悪な霊は夜に紛れていればその正体を見破ることは至難の業になるかもしれませんが、今回は夜が明けてもこの世にいることになります。

その姿が白日の下にさらされることになるのです。

その結果、邪悪なものの正体は日中の日の光の中で徐々に暴かれていくことになります。

邪悪なものは通常自己顕示欲が強く、面白おかしく色々なパフォーマンスを繰り広げるでしょう。

今後ドタンバタンと無駄にアピールしまくる者たちは邪悪なものとみて間違いないかもしれません。

 

また、一緒「神様」も出てきています。

いくら邪悪な者たちが自らの延命のために無駄に働き者だったとしても、やがてその者たちは付き従った人間とともに「罰せられ」「滅ぼされる」運命にあるのです。

 

そしてこの大いなる禊の後、「神」と「人」がまつりあう次の世へと進化していくことになるのです。

 

「心の清らか」な人たちにとっては、この物語はハッピーエンドを迎えることになることでしょう。

 

やはり今は「心の時代」なのです。