鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

土地親和論 ‐ 新人類世紀に向かっての進化論

私は常々「土地親和論」を提唱していますとブログで書いています。

 

参考までに土地親和論は以下の通りです。

 

〇 「土地親和論」を以下のように提示します。

 

「地と人は繋がっており一体です」

したがって、

「これからは、人はそれを自覚し、地に足を付け、地に感謝し、地を清め浄化し、また地から必要なものを豊かに恵んでもらい、地やその元である地球のありとあらゆる生命やモノ・コトと助け合いながら、また人々も助け合いながら生きていくという哲学を基盤として、新しい社会やコミュニティを皆で知恵や工夫や情報を出し合い創っていきましょう」

 

 

以前のブログでも書きましたが、「地と人は繋がっており一体です」というイメージはある神社にご参拝した折に私の心にパッと広がったイメージです。

ただしこのイメージそのものはかなり前から私の頭の中に漠然と存在していたものです。

また、私の他にも同じようなことを主張している人が昨今特に数多く出てきている、今では比較的良く耳にすることのあるビジョンになりつつあるものでもあります。

つまり、私が提唱するイメージは昨今一部の人たちにとっては常識的なものになっているイメージと言えるものになってきているものなのです。

 

しかし私は、だからこそこのイメージを掘り下げることは非常に大切なことであると考えています。

つまり、私に閃いたイメージが人類のある割合の人にとって共通するイメージになりつつあるのであれば、このイメージに沿った社会の創造に携わっていくということは、非常に意義のある活動と言えるのではないか、と言うことになるのです。

しかも現実問題として、今の社会は「地と人は繋がっており一体です」というイメージに沿った社会とは到底言えません。

ですが、幸か不幸か現代社会は行き詰まりを見せ、次世代に向かってつまり私が良く使うところの新人類の世紀に向かって新しい社会像やコミュティ像を構築していくことが、喫緊の課題になっていると言っても過言ではない状況になっていると私は考えています。

 

以上より、「地と人は繋がっており一体です」というイメージに沿った社会創造を模索するということは、今現在非常に重要な課題であると私は考えている次第です。

 

では、次世代つまり新人類世紀にはどのようなコミュニティが想定されるのでしょうか。

私はその答えへの旅は、「地と人は繋がっており一体です」というイメージを人々が実感するということが一般化していけば、自然と新人類世紀のコミュニティ像や社会像に繋がる価値概念が人々の中で表面化してくる、というところから始まると考えています。

 

そしてその新人類世紀のコミュニティ像や社会像に繋がる価値概念が、土地親和論の「地と人は繋がっており一体です」より下の内容の中に書かれています。

 

ここで簡単にザクッと言ってしまえば、皆が根っこで繋がっているのですから皆が自ずと助け合うという姿が出てくるというわけです。

また、皆が根っこで繋がっているという実感を皆が持っているのですから、他の人と自分を比較してどちらが幸福か不幸かなどというようなことがあまり気にならなくなり、結果皆の個性も尊重されるようになる、というわけです。

そして、私も良くなり皆も良くなる、という哲学が人々の価値観の根底に息づくことになるということになります。

 

他の人のために自分を一方的に犠牲にするのはダメ、自分のために他の人を一方的に犠牲にするのもダメ、自分も他の人も良くなるということこそが正しいのだという価値観を常に持つようになるというわけです。

恐らく人がこのような価値観に到達できるかどうかが、その人が次世代に向かっての社会的進化が出来るか否かの分かれ目になると思われます。

 

そして現在の緊迫した社会情勢を考えれば、人は今次世代に向かって進化できるかどうかの瀬戸際にあるかもしれないのです。

つまり進化をして次世代への切符を入手できるかどうかは、各自の価値概念の在り方、更にはその根底としての「心の進化」の在り方「魂の脱皮」の在り方にかかっていると言えるということなのです。

 

これは、今や間違いなく「各自の心のレベルが問われる時代」に入ったということを意味することでもあるのです

 

(プロローグ)

ただしここから次の問題があります。

今まで述べたのは、社会の根底に流れる価値観に関する話です。

この部分が固まってこないと、現実的な社会を皆が自発的に参加して構築していくことは不可能になります。

したがって来るべき社会の柱としての価値観をまず模索する必要があったわけです。

そして、上で書いた通り価値概念の像というものが見えてきました。

 

次の課題は、この価値概念に基づく現実の社会やコミュニティをどう造っていくかということになります。

 

社会やコミュニティはその地域の歴史や地理的条件や構成員の属性などにより、当然地域ごとに異なる姿になると想定されます。

ですから、地域ごとにオーダーメイドのコミュニティをその地域の人が造っていかないといけないことになります。

 

その場合地域の人にとって必要なのは「情報」です。

他の地域の取り組みに関する「情報」、使えるテクノロジーに関する「情報」等です。

 

私はこのブログや他の人のモノやコトの紹介を通して、上に書いた「情報」のバブの役割が出来ないものかと考えています。

従いまして、今後このような観点からこのブログの機能を発展させ、更なる情報サービスの展開が出来ないか常に模索し、順次実際にサービスの幅を広げていく、というような方向性で活動していきたいとも考えています。