鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

土地親和論 ‐「私は土地親和論を授かった」ということについて

これまでたびたびこのブログで土地親和論(土地親和論の内容は最下記の参考をご参照ください)というものを提唱してきました。

土地親和論についてはこのブログの6月21~23日にかけての「土地親和論とは」シリーズと、7月6~20日にかけての「ついに心とモノのバランスをとるものとして」シリーズに基本情報を詳しく書いておりますので、ご興味のある方は是非ご参照いただければと思います。

 

ところで6月21日のブログで書きましたが、私はこの「土地親和論」という概念につきまして「閃き(ひらめき)」というカタチで私の奥なる本当の心から授かったものであると実感しています。

昔の人はことによりますとこのような場合「神様」から頂いたと言うかもしれませんが、時は現代でしかも私が自ら閃いたことですので、やはり私の奥なる本当の心から授かったという方がここではよろしいかと思います。

 

そして昨今のコロナとワクチンの展開を見て、私は私が土地親和論を授かった意味がここにきてやっとわかってきました。

いや既に理解はしていたのですが、それが完全に得心できた状態になったという方が正しいかもしれません。

 

上に書いたコロナやワクチンの展開を含めた現在の国内外の情勢を見る中で、現代社会は近代化という物質への極度に偏重した価値観のもと本当に行き詰ってきたと私は今ヒシヒシと感じています。

そしてこの行き詰った現状を突破し次世代社会へと進んでいくには、精神的価値観を再評価して社会やその構成員たる個々人において精神と物質の折り合いを取ることつまりバランスを回復することが必要不可欠になっていると確信しています。

これをもう少し具体的にいうと以下のようになります。

これまで物質面を分析研究し創意工夫しながら活用してきた、つまり人々の学により大いに発展して来たということは確かに事実ですが、その果てに人々の学が一番偉いと奢ってしまい行き詰ってしまったというのが現在の状況だと私は理解しています。

人々の学、つまり物質的な目に見えるものからの情報に偏重したままでは立ちいかないということが、ようやく判明してきたということです。

ではどうしたら良いでしょうか。

その答えは、視野を広げ情報量を増やすことです。

そのために従来の自分の外からの目に見える情報だけでなく、自分の心の内からくる目に見えない情報もその意義を認め活用する、ということが必要になります。

これを言い換えれば、大自然が人々に恵んでくれる豊かな情報を素直に受け入れるということになります。

古の人たちは知っていた「知恵」です。

この古からの知恵が、近代化の中で人々の学がすべてを解決できるという奢った幻想を持ってしまったことにより、今は置き去りにされてしまっているということです。

ですからこの知恵を復活すれば、これまでの1本足情報が2本足情報になるというわけです。

更にこの2本足情報を活用出来れば、これらのバランスを取るために今は隠されている英知である真なる万物の共生という1つの柱が見えてきます。

もうお気づきの方あるいは感じている方も沢山いらっしゃるかと思いますが、今この社会は従来の1本足情報社会の行き詰まりを契機として、2本足情報社会へと脱皮を始めています。

この脱皮が始まった故の混乱が今巻き起こっているということです。

そしてこのような社会の新たな次元への脱皮の中で、2本足情報に気が付いた人たちはそうでない旧来の1本足情報の世界の価値観に執着しその世界から離れられない人達に対して「脱皮して進展する」あるいは「古い英知の再発見を達成しそれを活用していく」いうことになっていくのです。

新しい社会は、最初は極々少数かもしれないいち早く2本足情報に気が付いた人たちの間の草の根的なコミュニケーションにより、その創造が始まっていくということになるでしょう。

その場合フロンティアということで苦労は多いでしょうが、対象となる人たちにとってはそれが人生の役割ということなのです。

 

そしてその2本足情報への入口は当然一つではないのですが、この「土地親和論」の概念を実感し実行していくことも有用な入口となる方法であるということです。

私が行うことはこの大切な授かりものである「土地親和論」の提唱を通して、出来るだけ多くの方にその方なりの「親和論」を実感し2本足情報を活用していただくきっかけを造っていくことです。

より多くの方がその方なりの「親和論」を実感されれば、脱皮した多くの方々が上に書いた英知の柱を基盤とした水平的な助け合いによる次世代のコミュニティ型社会の模索と創造の航海へと力強く舵をきっていくことが可能になるということです。

もちろんこの次世代社会造りの航海にも私は是非参加していきたいと思っています。

 

これが私が「土地親和論」を授かった意味ということになります。

 

「土地親和論」のような概念はまだ社会的に極めて少数のスタンスであろうかと思いますが、この「親和」的なスタイルは今後巻き起こる社会変動の波の中で必ず「響く人には響く」というものになっていくでしょう。

ですから、私は私自身のためにも「響く」皆様のためにもこの「土地親和論」を提唱していくということです。

 

従いまして、今後も折に触れてこのブログでも「土地親和論」の各論のようなものを書いていきますので、もしよろしければ引き続きお付き合いいただければと思います。

 

 

(参考)

 

「土地親和論」を以下のように提示します。

 

「地と人は繋がっており一体です」

したがって、

「これからは、人はそれを自覚し、地に足を付け、地に感謝し、地を清め浄化し、また地から必要なものを豊かに恵んでもらい、地やその元である地球のありとあらゆる生命やモノ・コトと助け合いながら、また人々も助け合いながら生きていくという哲学を基盤として、新しい社会やコミュニティを皆で知恵や工夫や情報を出し合い創っていきましょう」