鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

B/N 2020.12.23 新しい社会システムを創る人とは) 新人類世紀2020/12月号 外伝2

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外伝1の続きになります。


今、変化の起点に立った私たちの行うことは何でしょうか。


もちろん、自らの魂の声を聞きながら、自らの生き方・心構え等を新しい時代の空気の中で各個人なりに追い求めながら生きてゆくことが大切であるということは、言うまでもありません。


それともう一つは、これは(恐らく自ら希望する)一部の人に課せられた使命のようなものかもしれませんが、これまでの時代をできるだけ公正に評価し、良いものは残し、新しい時代感にそぐわないものは変えてゆき、新しい社会システムの構築を模索するとともに、そういった模索の行動の内容を後世に伝えてゆくことではないかと思っています。
もう少し具体的に言えば、旧来の時代にどっぷりつかって経験してきた者として、旧来のシステムの問題点を後世に伝え、同時に旧来のシステムの反省の上に立った新しいシステム像あるいはその方向性を後世に示し、また新しいシステムに変えてゆくための既存のシステムがまだ色濃く残る中での奮闘の記憶を後世に残してゆくことでないかと思います。


現在の若者の中には、昭和時代やバブルのころをこの世の楽園かの如くあこがれる者もいると聞きます。ですが、現実の世界はその若者がイメージするような綺麗なことばかりでないのは言うまでもありません。


今後数十年したら、現在の一部の若者のように、拝金の時代を必要以上に美化する風潮が現れないとも限りません。
そのため、また時代が後戻りし、せっかく新しい社会システムで克服したと思われていた不必要な格差やモラル崩壊が再現し、一からやり直し、などということが数十年、百年先にはおこるかもしれないのです。
この現象を防ぐために、具体的に行動するとともに、その記録を記憶として残す必要があるかと考えるのです。


グレートミューテーションは約200年に一度。
また、魚座からみずがめ座への移り変わりは約2000年ぶりで、今後また約2000年は精神と物質の統合がテーマになるみずがめ座の時代が続くことになります。


このような時代の雰囲気の中では、人々の中には大きな歴史を意識しながら行動してゆく人も必要になるというわけであります。


では、そのような大きな視点ではなく、草の根の中でささやかな活動をしてゆく人たちは、小さな存在ということになるのでしょうか。


答えは、「いや、いや、滅相もない」、むしろこの心の声に従って行動してゆく数多の人たちこそが主役なのです。


それに対して、上で述べた大きな視点に立って行動する一部の人たちは、むしろ裏方ということになります。


そのわけは、次回のブログにて。


続く