鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

2022年が本格的に始まりました (後編)

今回のブログでは前編のブログの続きとして、大きな「時」の巡りの中での価値観の変化を背景としたこれからの人々の生き方や社会の方向性について考えてみたいと思います。

 

まず、私が考える「今私たちに必要とされるキーワード」が2つあります。

 

一つは「棄てる」ということです。

 

価値観が変わるのですから、従来の価値観に沿って行ってきた諸々のモノやコトの内、必要のないものは全て「棄てる」という意識と勇気を持つ必要があるということです。

 

また「棄てる」ことによりこの世への執着が薄まり、結果として自らの心の変化や世の中の移り変わりをフィルターなく見ていくことが出来るようになります。

世の中が大きく変化する時には、この情報キャッチ能力は不可欠になります。

 

当然何を「棄てる」かについては、個人個人によって違いますが。

 

二つ目は「前を向き、助け合う」ということです。

 

みずがめ座という新しい時代の空気を背景に、お互い個性を認めつつ激動する時代の中で励まし合い助け合うということです。

 

そしてこの根幹は「正直で情のある情報の共有」ということになろうかと思います。

 

巷でこれまでさんざん言われてきた「これからは情報の時代」の意味は、既存のマスコミや強大な情報産業が思い描く「ビッグデータの収集と分析と宣伝と誘導と行動管理」に満ちたようなものではなく、むしろ個人個人による情のある正直な情報の融通であると私は考えています。

 

こうした情報こそが、今や人々の深層の心理に変化が訪れ、自らに起こったその変化を感じることの出来た感覚のいわゆる進化した人々にもろ手を挙げて歓迎されることになるでしょう。

 

そして、そうした正直な情報のやり取りを通じて、人々は励まされ、助け合い、前を向き、新しい価値観に伴う「精神と物質の価値観が健全にバランスした」新しい社会やコミュティの創造へと本格的に向かって行くという、今年は希望に満ちた船出の年にもなるのではないかと感じています。

 

ただしそのためには乗り越えないといけない難題があります。

それは、自分自身の本当の心の価値観の変化を素直に認め、それを受け入れることが必要になります。

これはことと次第によっては自らの既存の社会的価値を一部否定することにも繋がりかねないことですので、苦しいことです。

また従来の価値観に凝り固まってしまいもはや自らの心の変化を感じ取れない、またはこうした変化を恐れるあまり自分に対しても他人に対しても徹底的に押さえつけようとする人々も限りなく出てこようかと思います。

 

これが2極化ですが、今人々の深層の心の中で訪れている変化はもはや人の力ではどうすることも出来ない「時」の作用です。

ですからこうした2極化の障害も乗り越えて私達は新しい社会の創造へと進んでいくということになるのです。

 

今年がそうした創造へのまずは一歩ということになろうかと思います。

 

ですから、年初のブログで書きましたが、今年の私のブログのテーマに「助け合いと希望」ということが多くなるかなと考えた次第です。

そしてこの流れの中で「土地親和論」を提唱していきたいと思っています。

 

 

(備考)

 

「土地親和論」を以下のように提示します。

 

「地と人は繋がっており一体です」

したがって、

「これからは、人はそれを自覚し、地に足を付け、地に感謝し、地を清め浄化し、また地から必要なものを豊かに恵んでもらい、地やその元である地球のありとあらゆる生命やモノ・コトと助け合いながら、また人々も助け合いながら生きていくという哲学を基盤として、新しい社会やコミュニティを皆で知恵や工夫や情報を出し合い創っていきましょう」