鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

月食と今後の方程式(月食と5次元世界編)

この11月19日に、ここ日本ではほぼ皆既月食と言われてもおかしくないほど月が隠れた月食がありました。

今年は5月にも月食があり年内2度目ということになります。

 

ところで日食や月食といった現象は、上で月食が本年2度目と言った通り意外としばしば起きています。

 

しかし、やはり月が隠れたり太陽が隠れたりするのは人間の目から見て特異な現象でありますので、占星学等の世界では特別な意味が持たされているようです。

特に今回の月食は、約2000年ぶりと約200年ぶりという特異な星の巡りの変化が生じはじめている最中に起こったことでもあり(この辺りの詳しいことは、過去の私のブログでしばしば触れておりますので、ご興味のある方はご参照ください)、私にはこの世の大変動の本格的な顕在化の口火を切るホイッスルとしての機能を果たすことになる可能性も秘めているとも感じられています。

 

まず今回の月食の意味についてですが、ネット等の情報を総合して概観したところどうやら人々の深層の意識に変容が起こるといった解釈が多いようです。

 

時あたかも現実の社会では、コロナワクチンの強制的な接種を巡って欧米やオセアニアでは国家に対して非常に多くの民衆が連日抗議活動を繰り広げており(日本では報道規制がされているようで、一般の日本人はこの事実を知らないようですが)、また中国では恒大問題に端を発した不動産と経済の問題と更には食糧や燃料不足の問題が深刻化しつつあり、アメリカやイギリスなどでは悪性のインフレが顕在化して金利上昇と金融不動産バブルの崩壊間近の様相を呈し、また今だトランプ支持者が国民の半数以上を占めるアメリカでは政府の財政危機問題がこの12月にクライマックスを迎えるのではという観測が深まる等、産業革命以降拡大してきた金融資本主義体制の終焉を予感させる出来事が世界的に巻き起こっています。

 

また昨今の混乱したコロナとワクチン接種問題は、政府、大企業、マスコミ、医者、科学者、知識人、宗教家、更に国連、WHO、IOC等の国際機関等従来権威と言われた人々や機関に対して、多くの人々の間で信用が失墜してしまうといった現象も起きており、これまで治験中という特権のもと隠されてきたコロナワクチンの中味に対する情報がネット等により(主に英語を介して)洩れれば漏れるほど、上で書いた信用を無くす人の数が増えていくといった現象が特に先進諸国で勢いを増しています。

(ただし、ここ日本は例外的に平和です。これは日本では英語の情報に直接触れて理解できる人が少なく一般的な大衆の情報鎖国状態が続いており、国内の行政やマスコミや医師に対する信用が比較的高いことで情報の統制がまだ効いているということが背景にあろうかと思います。ただし色々な実害がより現在化してくることが想定されている年明け以降も今の状態が続くかはわかりませんが)

 

以上のような全般的な世界情勢のもと、今後人々の価値観が否応なしに変化せざるを得ないという状況に陥る可能性は大いに考えられます。

 

今回の月食は、今後起こるであろう現実社会における価値観の変化が、今人々の心の深層で先取りして起こってきているということを示唆しているとも解釈できます。

 

因みに月食の2週間後の12月4日には日食があります(日本では見えないようですが)。

占星学的解釈では、日食は権威の失墜を示唆するようです。

 

上で書いたように既に権威の失墜現象は起きています。

12月以降その現象が燎原の火のごとく更に世界的に燃え広がるということも考えられるということです。

 

占星学をどこまで信じるかについて個人差があると思いますが、占星学は天と地のシンクロニシティの様相を表しているところから、私自身は完全には無視することは出来ないと思っています。

実際この世界のいわゆる指導的な階層の人々がその意思決定の過程において占星学を利用しているという伝聞は、しばしば聞かれるところでもあります。

 

いずれにしましても月食が示唆するような人々の深層の心理の変化が起きつつあるとすれば、今後経済や社会的活動を行う際には過去の成功体験や事例を参考とするのではなく、人々の価値観の変化を新たな変数とした新しい方程式を組み立てる必要があるということになります。

 

では、どのような方程式を組み立てる必要があるのでしょうか。

私はその鍵は金融資本主義の終焉にあると見ています。

 

金融資本主義は、いわば目に見える3次元の世界を基に成り立っていました。

3次元社会の基本は物質偏重です。

要は物欲つまりモノに執着させる、あるいはモノを買わせるということが基本となっているということです。

しかし私は、これからはその「目に見える物質的な世界」3次元にプラスして、人が持つ物質以外の情報つまり心(精神)という「目に見えない世界」の情報(私はこの情報は天と地に繋がるものと考えています。詳しくは備考の私は提唱する「土地親和論」をご参照ください)の2次元をプラスして5次元の世界を基にしていくと考えています。

 

では私が考える5次元の世界とはどういうものかについて次回のブログで書いていみたいと思います。

 

続く

 

(備考)

 

「土地親和論」を以下のように提示します。

 

「地と人は繋がっており一体です」

したがって、

「これからは、人はそれを自覚し、地に足を付け、地に感謝し、地を清め浄化し、また地から必要なものを豊かに恵んでもらい、地やその元である地球のありとあらゆる生命やモノ・コトと助け合いながら、また人々も助け合いながら生きていくという哲学を基盤として、新しい社会やコミュニティーを皆で知恵や工夫や情報を出し合い創っていきましょう」