偽物を見抜け!〜五感を働かせる(その1)
五感とは、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五つの感覚のことです。
私達は小さいころから学校ではたまた社会で、この五感を働かせ、さらにそこから得た情報を記憶したり、その情報をもとにして論理的に思考したり、また瞬時に判断したりして、色々な物事に対応し処理していくことを学んできています。
また私たちは日常においても、この五感から得た情報を個々人なりの(またはそのコミュニティ等なりの)然るべき根拠に基づき取捨選択した上で、行動していくことが常識とし考えられています。
これが普通です。
私も通常はこのような具合に生活しています。
ですが、もしこの五感を通じて得る情報そのものに偽物が入っていたらどうなるでしょうか。
例えば以前コマーシャル放送の中にサブリミナル効果を狙った非常に短い画像を差し込んでいる事例を聞いたことがあります。
また昨今では、ネットによる世論工作のようなものも極々当たり前に行われています。更に、例えば音楽の世界で誰とは言いませんが、そんなに売れていないのにデジタルによる売り上げや報道を操作することで実態よりも売れているように見せかける(これはそれを見た一般の人たちが本当に売れていると思い込み、その結果本当にある程度売れるようになるという効果を狙っているようですが)仕掛けを行っている例が、情報のグローバル化デジタル化の進展の中で頻発しているようにも見受けられます。
このような状況の中で、またこれからますます情報のグローバル化デジタル化が進む中で、これまでのように五感の情報に重きを置く姿勢で、私達は大丈夫なのでしょうか。
続く