鈴木 優 土地親和論

鈴木優は、「土地親和論」を提唱し次世代における新しい社会創造のためには「地と人が一体であること」を実感することの大切さを説く。不動産鑑定士。不動産コンサルタント。

人心が揺らぎ始めている!?(その2)

f:id:winds082012:20210427194244j:image

日本でコロナが本格的に流行り始めたのは昨年3月ころからです。

それから2度の緊急事態宣言を挟んで1年ちょっと経ちました。

 

以下、あくまで私の感想ですが。

 

日本人は多くの海外の国に比べて、デモなどが起こるわけでもなくみな粛々とマスクをして(もちろん例外はありますが)、比較的冷静に行動していたのではないかと思います。

もちろん飲食店など大変な業種からの怨嗟の声が上がり、また検査する検査しないの論争等コロナに関する騒動は事欠きませんでしたが、行動制限が諸外国に比べて比較的緩かったにも関わらず、日本人はこの状況によく耐えながら黙々と時を過ごしていたというのが私の感想です。

 

アメリカやヨーロッパ等の国では厳しいロックダウンとそれに反発するデモや暴力事件が頻発して一部で殺伐とした空気に覆われているようですし、中国や韓国などでは私なら窒息しそうな息苦しい行動管理が行われていようです。

それに比し日本は、日常性の生活感が過度に圧迫されない程度に比較的緩い行動制限の中で何とか対応することが出来てきた、と言えるのではないかと私は思っています(あくまで私の感想ですが)。

政府がこれだけ緩い対応であるにもかかわらず(私としては良い意味で言っています)、つまり日常に対してこのコロナ下と言う特殊な状況を考えればかなり緩い行動制限の規定しか課していないという中で、国民の多くが自主的にマスク着用とマメな手洗いを励行することにより、感染率を欧米諸国より比較的低い水準に留めることがある程度出来てきたと思っています。

 

このことは、実に日本人の持つ特殊性とその利点を表しているのではないかと考えています。

 

日本人は、自らの潜在的な特殊性とその能力をもう少し正面から見直すべきです。

そしてこの特殊性と利点を活用すべく分析することです。

このことが来るべきアフターコロナの時代つまり新人類世紀における社会の在り方を考える上で非常に重要であると感じているところであります。

 

しかし、今昨日のブログで書きましたとおり、そんな日本人の人心に揺らぎが起こり始めているようです。

 

続く